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館長庵野秀明 特撮博物館に行った話

行こう行こうと思っていて引き伸ばしになり、こんな時期に行く事になった。
館長庵野秀明 特撮博物館


自分は特撮はマニアというわけではないが、ウルトラマンシリーズ(とくに帰マン・A・グレート)、
ガメラゴジラは大好きだった。
幼少時代は所謂「ウルトラマン不毛の時代」と言われるウルトラマンが長期放送されなかった時代で、
グレートが田舎のレンタルビデオ屋の棚にひっそり置かれ始めたのを覚えている。
ウルトラマンシリーズを観るためには、品揃えの悪いレンタルビデオ屋を利用するのが唯一の手段だった。
その為、ウルトラマンを好む者は学校でも2〜3名程で、ドラゴンボールを始めとする
多数ジャンプ派による迫害を受けていた。
しかし、MAT・TAC・UMAのような防衛組織の奮戦は自分のミリタリー好きを形成したと言えるし、
帰マン・グレートの深いストーリー性、Aのおどろおどろしさは嗜好の方向性を決めたものだろう。
あのような時代に特撮を親しむ事ができたのはとても幸せだったと思う。
そういう訳で、特撮と聞くとワクワクする一方、切ない気持ちも僅かにあったりもする。



話を特撮博物館に戻す。
来場客層はマニアックなオジサンが多いと予想していたが、意外に家族連れや友人・カップルがかなりの割合だった。
休日朝一番に行ったのだが来場者がかなり多く、正直鑑賞するのが辛かった。(並ぶのに50分待ちという場面も)
これは一人で行って正解だった、できれば平日の朝一番をオススメしたい。

(パノラマで撮ってみた。拡大可)



展示物は大量にあり、ウルトラシリーズゴジラガメラ日本沈没といった特撮映画もの、東宝ヒーローもの、
戦争もの等
幅広い作品を扱っていて、劇中の乗り物と建物の展示物が多い印象。
特撮はさっぱりという人でもあの精巧なミニチュアを観ると、制作者の情熱が必ず伝わるはずだ。
特撮用具も必見。
地下で展示されていた特撮美術倉庫には、普段は観ることはないだろう特撮用具の数々が展示されており、制作陣の工夫を見ることができる。
個人的にあの倉庫のオールドな演出はとても気に入った。


これもミニチュア、撮影可能なエリアもある。



とにかく情報量が多い。
童心に戻ると言うよりは、自分の創作意欲に活を入れられた気分だった。
制作業の人にはオススメ間違いなし。