夏なので怖い話をしたいが
特にネタもないので、夏だし怖い話などしたかったのだが、
幽霊とかで怖い思いをした事も無いし、あまりそういうのは信じていない。
怖い話は好きなんだけれど。
記憶を捻り出した結果、こういう体験を思い出した。
当時4~5歳くらいだった私。
祖父が亡くなったという話を聞いて、朝から車で祖父の家まで行くことになった。
色々事を済ませて、さぁ帰ろうかと元の道を車で帰る。
夜になり、辺りはすっかり暗くなっていた。
今思うと、あれは読谷村という地域の道路を走っていたと思う。
記憶がやや曖昧なのだが、後部座席に乗っていた私が
突然大泣きしたらしい。
人前で大泣きしたりするタイプではなかったので、
周りが何事かと私に尋ねると、「物凄い怖い看板を見た」と話したようだ。
「とても大きい看板にガイコツの絵が描かれていた」と。
車に乗っていた他の人間は、そんなもの全く見なかったと言う。
夜だし、暗いから何かと見間違えたんじゃないかと。
ただ、長方形で黒地の看板にガイコツが描かれていたのは、
今でも何となく覚えている。
しかもそいつは大きい鎌を持っていて、まさに死神なんだな・・・・
あんまり怖くないね・・・
今思うと、これ飲酒運転死亡事故防止の看板だったんじゃないかな
って思うんだけど(当時の沖縄は特に酷そうだし)。
自分以外、誰もその看板を見ていないってのが少し不思議だけど。